私は現在部品加工の工作機械をプログラミング制御する仕事をしています。当社が製造するプレス機械には標準機があるものの、ほとんどの場合、エンドユーザーであるクライアントが仕様変更を希望されるため、一品ごとに異なる部品を製造しいなくてはなりません。さらに工作機械には数値では制御しきれない癖のようなものがあるので、現場の技術者のアドバイスを受けながらそれを把握し、精度の高い加工ができるようにしています。一品ごとにまた機械の状態によっても刻々と変化する状況に合わせてプログラミングも調整していく必要があります。
プログラミングには新しい技術や知識の習得が不可欠ですので大変なこともありますが、その分モノづくりの楽しさが実感できます。何よりも自分のプログラミングで新しい機械が完成した時の喜びは何物にも代えがたいものです。プログラマーとしてのモノづくりの醍醐味がそこにあります。